心の闇という言葉について

まず辞書を引いてみよう。ではなくてググったのだけど

http://kotobank.jp/word/%E5%BF%83%E3%81%AE%E9%97%87

  1. 心の平静を失って、理非の分別がつかなくなること。「よもすがら月を見顔にもてなして―に迷ふころかな」〈山家集・中〉
  2. 親が子を思う情に引かされて迷う心。「―晴れ間なく、嘆きわたり侍りしままに」〈源・松風〉


誰もこの意味では使っていないと思う。
2番目は絶対違うだろうし、1番目はちょっとニュアンスが違うだろう。
どちらかというと、よく犯罪が起きた時にニュースで行っている「心の闇」とかいうよく意味の分からないイメージ先行な言葉として使っている人が多いはず。
極めて抽象的な言葉だ。
抽象的な言葉はすごく便利。
よくわからないことにたいして、心の闇だーといっておけばなんとなく通じてしまう。


けれども、それでいいの?
解決したくないの?
解決はできないかもしれないけど、具体化したら対処方法も見つかるのではないの?


もしかして、心の闇がーって言って自分は不幸だって酔いたいだけなんじゃないの?
そういった慰めも大事なのはわかるけどね。