メンテナンス講習会。復習その1

6/8に二子玉川しぶやで行われたWAKOSのメンテナンス講習会に参加してきました


それを思い出しながら小豆抹茶ブロのメンテナンスをやってみました。


まず注意事項。
メンテナンス講習会のときに取っていたメモとその後調べた結果をもとに実践してみたものです。
もし間違いや、もっとこうしたほうがいいというのがあれば指摘して頂けると嬉しいです。


メンテナンス講習会はWAKOSの方がブロンプトンを実際にメンテナンスしていって解説する形でした。
実際にブロンプトンを持ってらっしゃる方で雨の日でもそれで片道10kmの自転車通勤をしているらしいです。凄い!


メンテナンスの内容は主にチェーン掃除。そのあとに車体の軽い清掃と注油。そして最後にコーティングとなっていました。
パーツの組付けなどはプロである自転車屋に頼んで欲しいけど、清掃などのメンテナンスは所有者自身でやってほしいとのこと。
そうすることで、自転車本体によく触ることになり異常にも気づきやすくなるとのことです。


さて、実際に始める前にケミカルの基礎(といっていいのかな?)について簡単にまとめます。


ケミカルは大きく分けて以下の3つに分けられます。
1. 洗浄系
2. 潤滑系
3. 美装系


1. 洗浄系ケミカル


BC-9


Super Jumbo

ワコーズ BC-S ブレーキ&パーツクリーナー スーパージャンボ A180 840ml A180

ワコーズ BC-S ブレーキ&パーツクリーナー スーパージャンボ A180 840ml A180


ガラスクリーナー


チェーンクリーナー



洗浄系ケミカルは主に油汚れを取るのに使います。
洗浄系は脂溶性と水溶性に分けられます。
上の例で行くとBC-9とSuper Jumboが脂溶性ガラスクリーナーとチェーンクリーナーが水溶性になります。


まず脂溶性について。
脂溶性は油を油で緩める形となるので、緩めた油をウェスで拭き取るか、ジャバっとケミカルをかけて緩めた油をバケツなどに流してしまいます。
水溶性に比べると洗浄力が強いですが、塗装面や樹脂にダメージを与えてしまいます。
それに脂溶性の洗浄系ケミカルで出た油は産業廃棄物となり、どうやって捨てるのかゴミの問題を考えないと行けません。
BC-9というケミカルがありますが、これは比較的、攻撃力が弱いため、フレームの汚れ取りにも使えなくはないとのこと。


次に水溶性について。
水溶性は脂溶性と比べると洗浄力が弱いですが、水で油を洗い流すことが出来ます。
その油自体は唐揚げで使った油の廃棄といっしょで家庭ごみとして出すことが出来ます。
このことから個人で使うには水溶性の方が扱いが楽みたいですね。


今回は洗浄系ケミカルは水溶性のチェーンクリーナーとガラスクリーナーのみを使います。
脂溶性の洗浄系ケミカルはゴミの問題と当ててはいけない場所に当ててしまう危険性を考えてメンテナンス講習会では水溶性の洗浄系ケミカルを使ったのだと思います。


2. 潤滑系ケミカル


フッ素オイル105


チェーンルブ

ワコーズ CHL チェーンルブ 浸透性チェーン用防錆潤滑剤 A310 180ml A310

ワコーズ CHL チェーンルブ 浸透性チェーン用防錆潤滑剤 A310 180ml A310


デュラエースグリス

シマノ プレミアムグリス 50g Y04110000

シマノ プレミアムグリス 50g Y04110000


潤滑系ケミカルは駆動部分に対して油膜をはることで動きを滑らかにすることが目的になります。
今回はチェーンに対してチェーンルブ、その他の注油にフッ素オイル105を使います。


3. 美装系ケミカル


バリアスコート


美装系ケミカルはいわゆるWAXです。
艶出しと保護が目的になります。


その2で実際にメンテナンスをやっていきます。